観葉植物のコバエ問題を一発解決!駆除方法と予防対策
こんにちは風水アドバイザーの資格を持つグリーンスマイルの橘です。
今日は、観葉植物を育てる上で厄介なコバエの駆除方法と予防対策のお話しです。
せっかく室内で観葉植物を楽しんでいるのにコバエが発生すると不快で嫌な気持ちになってしまいますよね。
コバエは、本来は梅雨から夏にかけての蒸れやすい時期に発生することが多いのですが、最近は春や秋も気温が高い日が続いたり、また冬もエアコンなどで1日中部屋が暖かかったりで1年を通して発生する恐れがあります。
今コバエが発生して困っているって方やコバエが気になって観葉植物を育てるのを躊躇しているって方。
また、これからコバエが出たらどうしよう・・・と不安の方等
そんなお悩みの解決にお役立てください。
今回のコバエ対策は以下の4点を順に追ってご紹介します
・コバエの種類別対策
・コバエの一発駆除方法
・薬剤を使わないコバエの駆除
・コバエ発生の予防対策
コバエの種類別対策
コバエと言っても実は種類があって、観葉植物に湧きやすいコバエというのがいます。
種類で言うとキノコバエとチョウバエです。
キノコバエというのは主に観葉植物に使われている土の中に発生します。
土の中の腐葉土とかバークたい肥という有機の成分や有機肥料に発生します。
一方チョウバエというのは汚れた水回りに発生する種類で、お風呂とか洗面所の排水口にも発生しやすいコバエです。
観葉植物の場合は、受け皿に水を溜めたままにしていると発生しやすいです。
このキノコバエとチョウバエは生ごみに発生するコバエとは種類が違います。
生ごみに発生するコバエは、種類でいうとショウジョウバエとかノミバエ等です。
なぜコバエの種類をわざわざ最初にお伝えするかと言いますと、観葉植物に湧くコバエに生ごみに湧くコバエ専用の殺虫剤をまいても駆除できない場合があるからです。
「同じコバエだから、どの殺虫剤でも大丈夫だろう」と思う人も多いのですが
生ごみに湧くコバエにしか効果のない殺虫剤も中にはあるので注意してください。
ですので、まず最初に覚えておいて欲しいポイントは、コバエと言ってもコバエには種類があって「観葉植物に湧くコバエと生ごみに湧くコバエは違う」ということ。
そのため観葉植物に湧いたコバエに生ごみに湧くコバエ専用の殺虫剤を撒いても効果がないことがあるということ。
あと植物に湧くコバエでも土に発生するキノコバエなのか、受け皿などの汚れた水に湧くチョウバエなのかも確認した方が良いです。
もし汚れた水回りに発生するチョウバエなら受け皿に水が溜まらないように注意して、受け皿を常に清潔に保ち風通しが良い場所で育ててあげればそれだけで解決しやすいです。
コバエの一発駆除方法
土に湧くキノコバエを駆除する方法で最もお勧めなのは殺虫剤を使うこと。
これが最も簡単で確実で一発駆除できます。
ただ、ここで気を付けなければいけないのが間違った殺虫剤を選ばない事。
ホームセンターやドラッグストアに行けばコバエ退治の殺虫剤は幾つか売られています。
購入の際に生ごみに発生するコバエ専用の殺虫剤を間違って買わないように気を付けてください。
園芸用のコバエの殺虫剤を購入するか、またはゴミに発生するコバエにも植物に発生するコバエにも両方に効果のあるものを購入してください。
使い方は簡単でスプレーするだけです。
コバエに直接散布したり、または土の表面に散布します。
基本的にスプレーは植物に直接かけませんが、この辺は殺虫剤によって使い方が異なりますので、それぞれの使用方法に従ってください。
これだけで簡単に効率よくコバエを駆除できます。
時々いただく質問で「殺虫剤を使うことで何か悪い影響がありますか?」というのがあるのですが
コバエ駆除程度なら悪い影響はありません。
普通にキンチョールなんかの殺虫剤を撒くくらいの感じです。
植物に直接殺虫剤がかかっても少しくらいなら問題はありません。
薬剤を使わないコバエの駆除
しかし、どうしても薬剤を使うのが嫌という人もいますよね。
その場合、2つご提案があって
1つは木酢液を使う、そしてもう1つは植え替えです。
木酢液を使う
木酢液というのは炭を焼くときに発生した煙を冷やして液体にしたものです。
燻製のような香りがして天然の忌避剤として使用されます。
これは殺虫剤ほどの効果は見込めませんが、ある程度の効果はありますし、木酢液だけで一発駆除できたとのお話しもよく聞くので薬剤を使いたくない方は是非お試しください。
植え替え
そしてもう一つの方法は植え替えるです。
コバエは、土の中の腐葉土やバークたい肥、有機肥料などに多湿や蒸れが加わると発生しやすくなるので一度土を捨てて新しい土に植えます。
肥料は有機肥料ではなく、必ず化学肥料を使うようにします。
有機肥料というのは動物や植物など生物を元にして作られた肥料のことで、代表的なものは油かすや鶏ふん、牛ふんなどです。
この有機肥料は、少し虫がつきやすいです。
土から完全に有機を取り除くことはできないので水はけの良い新しい土に植え替えて、風通しの良いところに置いてあげてください。
これで、100%コバエが発生しなくなるということはありませんが、かなり防げます。
以上がコバエが出た時の駆除方法となります。
コバエ発生の予防対策
続いてコバエが出ないようにするための予防対策のお話です。
まずチョウバエについては、汚れた水回りに発生するコバエなので受け皿に水をためないこと。
あと蒸れやすい風通しが悪い場所に置かないこと。
この2つに注意してください。これだけで、発生を随分防げます。
キノコバエは、土の中で発生するので、まず有機肥料は使わないことと。
あと水はけの良い観葉植物用の新しい土を使うこと。
加えて水をあげすぎないこと(土を乾かし気味に育てること)です。
これだけで何も意識しないよりは、ずっと効果的なコバエ発生の予防対策になります。
土の上をマルチングするのも、ある程度の効果が見込めます。
マルチングというのは、化粧石などで土の表面を覆うことです。
できれば表面を数センチ土を取り除いてそこに化粧石等を敷きます。
石にコバエが発生することは、まずないと思います
ただこれも100%ではなく、化粧石の下の土にコバエが発生する可能性はあります。