観葉植物の置き方・飾り方
生活空間を豊かにしてくれる癒しのグリーン観葉植物。
でも観葉植物も生命あるもの、植物に適さない場所に置いてあげるのは可哀そう・・・。
と言って人の暮らしの邪魔になるのも考え物ですよね。
生活スペースで人と観葉植物がうまく調和する置き方・飾り方についてまとめてみました。
目次
人間優先で考える
植物との付き合いは意外と長くなることもあります。
植物がかわいいあまり、何でも植物優先にして自分は我慢するような生活は避けたいものです。
例えば日当たりがいいから植物が喜ぶだろうと、部屋を歩くと邪魔になるような所に置くのは考えものです。
人間の家で一緒に生活するのですから、あくまでもリーダーは植物ではなく人間です。
園芸品種で育てられているような植物は、基本的には育てやすくて強いものを選抜したものが多いのです。
だから多少環境が悪くても徐々にその場所に慣れていきますので、安心してください。
余程極端に寒い所とか日当たりが悪い所でないなら育つでしょう。
植物と長く付き合うために、人間の邪魔にならず植物を飾って活かせる場所に置くのが良いでしょう。
植物を活かした飾り方いろいろ
ただ単に気に入ったから部屋に置いておくというのではなく、観葉植物も種類によっていろいろな使い方ができます。
それぞれの植物の特徴を活かした飾り方をして、人間の生活に役立ってもらいましょう。
玄関に飾る
玄関に飾ると一気に明るい雰囲気になります。
日差し除けや、玄関の風景をぐっと引き立てるようなオブジェ的な使い方もできます。
玄関に飾るなら、ある程度大きいものが合うでしょう。
部屋の目隠しに
玄関から部屋が見えると、来客時落ち着かないですよね。
そんな時は葉のよく茂るタイプの観葉植物を玄関と部屋の間に飾ってみましょう。
物の置き場所の目安として
物の置き場所などを家族に説明する時に、「あの植物の近くにあるよ」と言えば、伝わりやすくなります。
棚に細々としたものを置いてある場合などは特に伝えやすいでしょう。
どういう風に飾ったらいいの?
観葉植物も基本は下に置くだけですが、種類によっては様々な飾り方ができます。
色々な飾り方を楽しんでみましょう。
まずは置いてみる
基本的で最も多い楽しみ方です。
下に置くならあまり小さな物は向きません。
ある程度高さのあるものが良いでしょう。
鉢カバーを変えると全体的な雰囲気も変わるので、季節によって変えてみるのも良いでしょう。
吊るしてみる
小型の観葉植物なら、ハンギングにすると高い位置にも飾れてお洒落に楽しめます。
意外と土の重さがあるので、ハンギングに使う鉢や吊るための部品はしっかりしたものを選びます。
ただ日常の水遣りなどのお世話が少し面倒になるかもしれません。
台の上などにのせる
植物を乗せて飾るような台もいろんな種類が販売されています。
何かに乗せて飾ると高さが出て見栄えがしますし、風通しも良くなります。
出窓があれば植物を飾ると、中からは勿論外からも楽しめ、お洒落な空間に変わります。
また棚や家具の上に飾ったり、下に置くより目線より上の高さで楽しむ事ができます。
引っ掛ける
室内で壁や柱に部品をつけて引っ掛けます。
植物が落ちてこないようにしっかりと固定する必要があります。
園芸ショップなどで販売されている壁掛け用の資材などを利用するのが安心です。
壁掛けや引っ掛けでで観葉植物を飾る際は、目線より高い位置に飾るようにすると見栄えがします。
観葉植物が好きな場所の条件は?
明るさについて
そのまま明かりなどもつけずに、新聞や雑誌などが読めるような明るさの場所が良いです。
品種によって強い光が好きなものも弱い光が好きなものもいろいろですが、この程度の明るさを基準にすればよいでしょう。
温度について
人間も過ごしやすいと感じる20~25℃位の温度が、大体植物も過ごしやすい温度となります。
あまり昼夜の温度差がある場所は好きではありません。
また1日で一番高かった温度と低かった温度の差が10~15℃位の場所が良いです。
窓際などは特に昼間強い日が当たって温度が上がりやすい割りに、夜になると冷えるので温度差が大きくなりがちなので気をつけましょう。
また冬越しできる最低温度は、品種やその植物自体の体力などにもよって違ってくるのですが、大体5~10℃位と考えましょう。
風通しについて
植物が健康に育つためには、風通しのいい場所で育てる事も大切です。
但し風通しがいいと言っても、冷暖房の風が強く当たるところには置かないようにします。
湿度について
観葉植物は湿度の高い状態を好みます。
室内で管理することも多いと思いますが、冷暖房は部屋が乾燥するので注意が必要です。
夏は冷房に加えて除湿することも多く乾燥します。
また冬は乾燥しやすい季節なのに、さらに暖房することによって空気が乾燥するのです。
品種によっては、時々霧吹きで水をかけてあげることも必要です。
時々置き場所を変えよう
室内でいくつか観葉植物を置いている場合、やはり同じ室内でも日当たりや温度などにかなり差が出てくるものです。
そこで1~2週間おきに置く場所を変えて、どの植物にも万遍なく日が当たるようにしましょう。
その時に注意したいのは、植物は急激な環境変化にはあまり強くないということです。
一番日当たりが悪い所から急に一番日が日当たりのいい場所に移したり、一番日当たりのいい場所から一番日当たりの悪い所へ移すのは止めたほうが無難です。
例えば南側の一番日当たりのいい場所からは東側の午前中だけ日が当たる場所に移す。
次に東側から一番日当たりの悪い場所に移すなど、工夫してみてください。