ヘゴの育て方の基本解説(置き場所、水やり、温度管理等)
こんにちは、観葉植物通販「グリーンスマイル」の橘です。
今回は観葉植物ヘゴのお手入れの基本的なお話しですので是非ご参考にしてください。
ヘゴの基本情報
ヘゴ科の植物で原産地は、日本・中国・東南アジア等。
根がからみ合い、幹状になった根茎が茎状に立つ木性のシダで繊細な葉を大きく横に広げた姿が涼しげです。
原産地では、大きくなる植物ですが、最近では小型サイズがインテリアグリーンとして注目されています。
ただし、まだまだ流通量は少ないです。
私も沖縄旅行で高さ3~4mほどの自生のヘゴを見て、その姿に圧倒されて感動したことがあります。
ただ、ランや観葉植物の支柱として(ヘゴ支柱)適してるので、乱伐され今では数が少なくなっているようです。
ヘゴの種類
ヘゴ
木性のシダで常緑です。
茎の上の方から放射状に伸びる大きな葉は羽の様に見えます。
茎の部分は根っこが複雑に絡み合ったものに覆われていて、ヘゴ材として園芸資材として使われてきました。
湿度の高い場所を好みます。
ヒカゲヘゴ
日本では奄美大島以南、台湾、中国、フィリピンに分布しています。
日本では最大のシダで、高さが最大15メートルにも成長します。
新芽や幹の芯はゆでて灰汁抜きして食べられるそうです。
クロヘゴ
葉柄に突起があります。
別名オニヘゴとも呼びます。
茎が黒くなる小型の品種です。
ヘゴの育て方の基本
置き場所
シダ植物なので日陰~半日陰を好みますが、暗い室内管理では元気良く育たないので、ある程度の明るさは必要です。
ただし真夏の直射日光は避けましょう。
レースのカーテン越しに日光が当たる場所や直射日光の当たらない明るい部屋、屋外の場合は軒下などが良いです。
温度管理
熱帯地帯原産で、暑さには強い植物です。
しかし、寒さには弱いため冬の管理は注意が必要です。
できれば冬は最低でも5℃以上保ちましょう。
水管理
春から秋の生育期は、土が乾けばたっぷりと、冬の水やりは少し控えめに与えます。
ヘゴは乾燥に弱く空中湿度を好むため、1年を通して葉に霧吹き等で散水してあげましょう。
病害虫
ヘゴには、カイガラムシが発生することがあります。
カイガラムシを放って置くとヘゴの養分を取られて弱ります。。
ですので頻繁に葉水して対策し、それでもカイガラムシが発生した場合は、薬剤を散布して対処するのが簡単で効果的です。