ゴールドクレストの育て方!枯れる原因とその対処法
こんにちは、グリーンスマイルの橘です。
今日は、大人気の植物「ゴールドクレスト」のお話し。
ゴールドクレストは、育てる環境がピッタリ合うとお手入れが楽でスクスク生長します。
がしかし、環境が合わないと育てるのが難しく枯れやすいです。
特に日本の気候は、ゴールドクレストを育てるのには、やや難しく枯らしてしまう方も多いです。
ということで、今回は「上手く育たない」と言うお悩みのご相談が多いゴールドクレストが枯れる原因とその対処方法、また元気に育てる基本的なポイントをお伝えさせていただきます。
目次
ゴールドクレスト基本情報
ヒノキ科
原産地:アメリカ
花言葉:まっすぐに生きる・不変
ヨーロッパから来た針葉樹は、まとめて「コニファー」と呼ばれ、ゴールドクレストは、そのコニファーの中の1種。
見た目がお洒落で小さいものは寄せ植えに使われたり、ガーデンで生垣として使われたり、トピアリーやクリスマスツリーとしても楽しむことができます。
外で育てると葉が濃い緑色になりがちですが、温室で育てると独特の美しい明るい緑色になります。
ゴールドクレストが枯れる原因とその対処法
ではでは早速ですが、ゴールドクレストを枯らしてしまう主な原因とその対処法を1つずつ見ていきましょう。
蒸れてしまった
ゴールドクレストは高温多湿に弱い植物で日本の梅雨のような季節が苦手。
気温が上がり、湿度が高く蒸れてしまうと、熱がこもって枯れてしまいます。
梅雨から夏時期にゴールドクレストを枯らしてしまう人の多くは、蒸れが原因。
対処法としては、まずは風通しの良い場所に置くこと。
室内管理ならサーキュレータ等を使って空気を循環させてあげるのも効果があります。
後は、枝や葉を剪定し風通しを良くすることで、蒸れを防ぎます。
水のあげすぎ
先ほどの枯れる原因の「蒸れ」にも共通するのですが、土がずっと湿った状態を嫌います。
水が過剰になると根腐れを起こし枯れてしまいます。
ですので多湿よりは、やや乾かし気味で育てる方が安心です。
またゴールドクレストを植える際、水はけの良い土を選ぶのも大切です。
乾燥させてしまった
根腐れをさせないように、水のやりすぎは厳禁ですが、水切れによる乾燥にも注意。
多湿になるなら、乾燥気味に育てる方が良いのですが、乾燥しすぎると葉先がカラカラになり枯れてしまいます。
土が乾いたら、たっぷりと給水してあげましょう。
また室内で育てる場合は、エアコンの風が直接当たると乾燥の原因になるので、エアコンの風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。
夏の直射日光に当てた
ゴールドクレストは、日光に当てて育ててあげることで元気に生長し、また葉の色も綺麗になります。
しかし普段、室内で育てているものや軒下で育てているものを、急に真夏の強い直射日光に当てると葉焼けを起こしやすいです。
日光に当てて育てることが望ましいですが真夏だけ直射日光には注意が必要です。
金属アレルギーを起こした
ゴールドクレストは金属が触れることを嫌う植物です。
人間で言う金属アレルギーのような性質があります。
そのため金属性のハサミで剪定すると、その部分が茶色くなってしまいます。
出来ればセラミック製のハサミを使ったり、手で摘み取るようにしてください。
根詰まりさせた
ゴールドクレストは、環境が合うとスクスク生長します。
1年、2年と元気よく育っていたものが急に枯れてきた場合は、根詰まりしている恐れがあります。
ゴールドクレストは、2年に1度くらいのペースで植え替えすれば根詰まりせず、元気に育ちます。
ゴールドクレストの育て方の基本
以上がゴールドクレストを枯らしてしまう主な原因と、その対処法となります。
続いては、ゴールドクレストを元気に育てるための基本的なお手入れのお話しです。
温度管理
ゴールドクレストが元気に生長するには、12~13℃程度必要ですが8℃程度あれば綺麗な状態を保てます。
寒さには比較的強く、寒冷地でなければ屋外で冬を越せます。
冬越しの目安は0~3℃位。
置き場所・光
日光が当たる場所を好みますが、真夏の強い直射日光で葉焼けすることがあるので、夏は遮光するのが安心です。
また逆に日光の入らない暗い場所で育てると、せっかくのゴールドクレストの美しい葉色が保てなくなります。
後、ゴールドクレストは風通しの良い場所を好むのですが強い風は苦手です。
根の張りが浅いので、強い風で倒れることがあります。
強い風が通る場所に置く時は支柱を立てるようにしましょう。
水管理
多湿を嫌うため、水のやりすぎには注意が必要で土は乾き気味に育てます。
鉢土の表面が乾ききってから、たっぷり給水するようにしましょう。
また逆に乾燥も嫌います。
特に葉っぱを乾燥させるのは良くなく、少なくても週に2~3回は霧吹きで葉水するのが良いです。
葉水することで葉っぱが茶色く枯れるのを防ぎ、美しい葉の状態が保てます。
肥料
美しい新芽が伸びる頃に肥料が効く様に与えます。
4月と9月頃に化成肥料等のじっくり効果のでる緩効性肥料を与えます。
ゴールドクレストのいろいろな楽しみ方
ゴールドクレストはいろいろな楽しみ方があります。
鉢植えだと、鉢カバーを変えてもかなり表情が変わります。
円錐状の仕立ての他スタンダート仕立て、螺旋状仕立てなど剪定の仕方でユニークな形を楽しむ事ができるのもゴールドクレストの特徴です。
大き目の鉢にアイビーなどのつる植物とビオラやシクラメンなどの花と寄せ植えするのもいいでしょう。
これまでの育て方のポイントを抑えて、人気のゴールドクレストを是非楽しんでみてください。