アジアンタムの育て方、楽しみ方
ワラビ科
原産地:熱帯アフリカ・熱帯アメリカ
花言葉:天真爛漫・無垢・上機嫌・繊細
細くて黒い葉柄に、イチョウの形の小さな緑の葉をたくさん付ける。繊細で美しい姿が人気。
寄せ植えや小型の鉢植えなどでよく使われます。
アジアンタムの種類
・アジアンタム ラディアナム
世界中にたくさんの原種が存在する中で、園芸品種で一番栽培されています。
「アジアンタム」の名で流通しているのはこの品種とこの品種の園芸品種です。
・アジアンタム テネルム スクータム ロゼウ
葉は少し大きめです。
新しい葉が淡紅色になり他のうすいグリーンの葉との対比が美しい品種です。
・アジアンタム ペルビアヌム
葉が5~7センチになる個性的な大型の品種です。
流通量はあまり多くありません。
アジアンタムの管理・育て方
アジアンタムは比較的育てやすい植物です。
温度管理
高温多湿を好みます。
元気に成長するには、12~13℃程度必要。
美しい状態で鑑賞するには、8~10℃程度必要。
株が生き残るには、5~8℃程度必要。
置き場所・光
温度と湿度の高い場所を好みます。
明るい日陰で育てましょう。
強い直射日光に当てすぎると葉が枯れてしまいます。
逆に光線の弱い冬場は窓辺で日光浴させると良いです。
水管理
水は冬は少なめ、生育期は、土が乾けばたっぷりと給水。
アジアンタムは特に湿度が高い状態を好むので、定期的に葉水や霧をかけるのがポイントです。
肥料
成長期である5~10月に化成肥料を2~3回与えます。
液肥を薄めて与えても良いです。
増やし方
株分けだと比較的簡単に増やせます。
ハサミやナイフを使って分けて鉢に植え替えましょう。
胞子をまいて増やすことも可能です。
アジアンタムの楽しみ方
小さく丸い葉っぱがとても可愛い観葉植物。
多湿を好む観葉植物ですのでお風呂場やキッチンなど水回りで楽しむ方も多いようです。
水切れ、乾燥、夏場の直射日光などで可愛い小さな葉っぱチリチリになり黒く枯れますので注意。
チリチリになって枯れた葉そのものは復活しませんので、株元から全て切り取り、乾燥させないように管理しましょう。
株が元気なり次々と新芽を出します。
また乾燥に弱い植物なので、霧吹きなどで葉に散水してあげたり、湿度を保てる環境で育てましょう。
冷暖房などの風が直接当たる場所では、すぐに葉が傷んでしまいます。
病害虫は、ほとんど心配なしですが、アブラムシがつくことがたまにあります。
薬害を起こしやすいため、薬品での害虫駆除は慎重に。
アジアンタムの風水
アジアンタムのような風になびくような繊細な葉を持つ観葉植物は人間関係の運気をアップするアイテム。
恋愛運アップの観葉植物として人気です。
また小さな丸い葉っぱがたくさん集まる可愛い観葉植物は財運を司る方位の西と相性が良く、西に飾ると金運アップ。