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モンステラの育て方、枯れる原因とその対策

    
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モンステラの育て方、枯れる原因とその対策

こんにちは、観葉植物通販「グリーンスマイル」店長の橘です。

今日はインテリア性が高く人気のモンステラの育て方や枯れる原因とその対処法についてのお話しです。

モンステラの基本情報

モンステラは、サトイモ科の観葉植物で、原産地は熱帯アメリカ。

ハートや卵型の葉に不規則にたくさんの穴があき、縁も大きく切れ込む面白さが人気。

つる性植物ですが ゆっくり伸びる性質で成長は早くありません。

南国チックな独特の葉の形とお手入れの簡単さからインテリアグリーンとして定番の観葉植物です。

花言葉は、嬉しい便り・献身・壮大な計画等です。

モンステラの種類

モンステラは30種以上の品種があると言われています。

ただ、モンステラの品種の区別は専門家でも難しく一般的に販売されているモンステラの多くは詳しい種類まで表示されない場合がほとんどです。

「モンステラ デリシオーサ」「モンステラ アダンソニー」「モンステラ ペルツーサ」「モンステラ デリシオサ・コンパクタ」「マドカズラ」などが日本でよく流通しています。

モンステラの育て方のポイント

モンステラは比較的簡単に育てられる観葉植物ですが以下のポイントには注意しましょう。

温度管理

冬は控えめの水やりを心がければ、比較的寒さに強いです。
7~8℃程度あれば冬越し出来ます。

モンステラの適温は20~30℃ですが、13~15℃以上あれば元気に生長します。

また10℃以上あれば、美しい状態を保てます。

置き場所(光)

半日陰~日陰を好む植物のため強い太陽の光には弱く、直射日光だと葉焼けを起こしやすいです。

夏は屋外だったら、軒下等の日陰に置きます。

室内なら日差しの強い窓際に置くのではなく、直射日光が当たらないよう窓から少し離して置くかレースのカーテン越しの場所に置きます。

半日陰~日陰を好む植物なので、室内照明だけで育ちます。

直射日光さえ避ければ、室内なら置く場所に特に困る事もなく1年中楽しめる観葉植物です。

水管理

水管理は春から秋の生育期は、土が乾けばたっぷりと与えます。

空中湿度を好むため、定期的に葉に散水してあげましょう。
冬は水を控えめに、土を乾かし気味で管理します。

但し高温多湿を好む植物なので、冬の空気が乾燥している状態は苦手です。

鉢土は乾燥気味にしつつ、週2回程度は暖かい時間帯に霧吹きで葉水をして湿度を補うと良いでしょう。

肥料

生育期の5~9月にかけては、2ヶ月に1回化成肥料を与えます。

それにプラスして月に1回、液体肥料も与えます。

冬は肥料は必要ありません。

病気・害虫

モンステラは病気や害虫に強い観葉植物です。

ですので病害虫の心配はほとんどありませんが、乾燥するとカイガラムシ、ハダニなどの害虫が発生することがあります。

夏または暖房のきいた寒い時期など空気が乾燥する季節は注意しましょう。

増やし方

挿し木と茎伏せで増やすことができます。

気温の高い5~7月にかけて行います。
葉をつけて茎を2~3節程度に切り分けます。

葉は半分程度にカットする方が良いでしょう。

下の節を埋めるように挿し木し、水切れさせないように注意して管理すると、1ヶ月程度で根が出てきます。

茎伏せは気根の出た茎を2~3節に切って、鉢土の上に横に寝かせて浅く植えつけます。

モンステラが枯れる原因とその対処法

水切れ

モンステラはもともと多湿を好む植物ですが乾燥に強く少々の水切れでも簡単に枯れてしまうことはありません。

毎日水やりをしなくても良く、週に1~2回程度(環境により異なる)で問題ありません。

しかし長期間水をあげないと、株全体がダラ~ンと元気がなくなり下の葉から黄色く変色してきます。

ただ、水切れの場合の対処法はとても簡単で、水切れに気づけばすぐに給水してあげれば大丈夫。

水切れを起こしたばかりなら数時間で元気な状態に戻ります。

尚、黄色く変色した葉っぱは元に戻らないので切り落としましょう。

根腐れ

水切れとは逆で、水をあげすぎたことで枯らしてしまうことがあります。

モンステラに元気がないと、「水か足りない?」と思い込み・・・。

ドンドン給水してしまい、その結果植木鉢の中が多湿になり根腐れを起こしてしまします。

初心者さんによくみられるトラブルなんです。

可愛いあまりに水を与え過ぎてしまうようです。

また根腐れの症状は、水切れと似た症状(株全体がダラ~ンと元気がなくなり下の葉から黄色く変色)なので、原因を見誤ってしまいがちなんです。

根腐れを起こした場合の対処方は、植え替えが一番です。
腐ってしまったモンステラの根を取り、新しい土に植え替えてあげましょう。

植え替えが面倒という方は、土がカラカラになるまで水をあげないようにし、暖かくレースのカーテン越しに柔らかな日光が当たる場所に置いてあげて様子を見てあげましょう。

根腐れの症状が軽ければ、それで復活します。

尚、既に黄色く変色した葉っぱは元に戻らないので切り落としましょう。

根詰まり

葉が黄色くなって元気がなくなってきた場合、水切れ、多湿などの給水管理の原因以外に根詰まりの可能性があります。

根詰まりは、植木鉢の中で根が成長し詰まってしまった状態です。

必要な栄養や水分が根から十分に吸収できなくなっています。

根が土から盛り上がってきていないか、また根が鉢の底からはみ出していないかを確認しましょう。

根詰まりしている場合は、一回り大きな鉢に植え替えしてあげたり、株分けしてあげると解消します。

直射日光

真夏の強い直射日光で葉焼けを起こすことがあるので要注意。

夏場日光浴させる場合は、レースのカーテン越し、または窓辺から1~2m離し、弱めの光が当たる場所におきましょう。

寒さ

冬に葉が黒くなるのは、寒さの影響です。
そのまま同じ環境で育てると枯れてしまいますので、暖かい場所に移動しましょう。

その際、黒くなってしまった葉は切り取ってあげましょう。

最低でも6~7℃以上保てる環境が必要です。

また冬の気温の低い時間帯に水を与えるのは避けましょう。
土の中の水がいつまでも冷たいままで、モンステラが弱ってしまいます。

冬の間の給水は暖かい時間帯を選びましょう。

葉や枝の密集

生長が早く葉枝が伸びて乱れだすと伸びて邪魔な部分を切り取りましょう。

枝が密集し過ぎて風通しが悪くなると蒸れなどから病気になりやすくなります。

また栄養分を取り合うため肥料切れを起こしやすくなってしまいます。

ちなみに切り取った枝を挿せば、発根するので、モンステラを増やして楽しむのもお勧めです。

乾燥

エアコンなどで乾燥気味の環境での管理も注意が必要です。

モンステラは乾燥に弱く湿度を好むため、乾燥する環境で育てている場合は定期的に霧吹きなどで葉っぱに水分を与えましょう。

乾燥は病気や害虫発生の原因にもなります。

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